クーリエ
中国輸入などの貿易に携わっていると、クーリエという言葉を聞くかもしれません。
さて、クーリエというのは一体何のことでしょう。
実は簡単に言ってしまえば、航空便で海外に荷物を届ける民間の配達業者のことを指します。
出荷元から受取先までの配送を一貫して受け持ち、特に小口の配送ではコストが安くドア トゥ ドアで配送を担ってくれるため使い勝手が良いです。
MOQ
MOQは商品を注文するときの問い合わせで良く使われる単語です。
あまり一般的には耳にすることは少ないですが、たとえば展示会などで卸売の交渉をするときなんかに使ったりします。
MOQというのはつまり、最低発注数量のことです。別の表現では、最小ロットと言ったりもします。
MOQを聞かれたら、最低発注数を聞きたいのだなと認識すれば大丈夫です。
PSE(電気用品安全法)
電気用品安全法とは、電気用品による危険及び障害の発生の防止を目的とする法律で、国内で対象となる電気用品を販売する場合には電気用品安全法に基づく適合性検査を受けなければなりません。
なので、中国など海外でいくら安い電気用品を見つけたからと言っても、日本国内で販売する場合には電気用品安全法の基準を満たして、検査を通さなければならないので簡単ではありません。
PSEマークの表示(法第10条) 以上の流通前規制に関する義務を届出事業者が果たした場合、その証としてPSEマークを表示することができます。
電気用品安全法の検査を受けるにはそれなりの費用もかかりますので、本気で事業として電気用品を扱いたいのであれば、検査費用も覚悟しなくてはいけません。
ワシントン条約
ワシントン条約とは、1975年に発効された個体数に急激な減少が見られる野生の動物および植物を、絶滅の危機から守ることを目的に締結された国際条約です。
このワシントン条約によって、日本国内に持ち込めない植物や動物などがあります。
また、生きている動植物のみではなく毛皮や皮革製品、または漢方薬も含まれています。
原材料に動植物を使った製品など、怪しいと思われる商品の輸入を考えている場合は税関に通関できるものかどうか問い合わせて確認しましょう。
インコタームズ(Incoterms)
国際商業会議所(ICC)が定める国際貿易条件の標準。EXW、FOB、CIFなどの略語で示され、売主負担範囲や輸送責任の境界を規定する。
目的:契約時に誰がどこまで負担・責任を負うのかを明確にするため、誤解を防ぎ、取引をスムーズにする。
FOB/CIF などの具体条件
FOB(Free On Board):売主が「船上渡し」で、本船への積み込みまでリスクと費用を負担。
CIF(Cost, Insurance, and Freight):FOBに加え、保険と運賃までカバー。
目的:輸送責任範囲の明確化と、価格設定や契約交渉時の共通語として重要。
L/C(Letter of Credit:信用状)
輸出者と輸入者の間で、銀行が代わりに支払いを保証する金融手段。
目的:輸出側の不安を減らし、安全に取引を行うことができる。
B/L(Bill of Lading:船荷証券)
船積証券とも呼ばれ、貨物を受け取った証明であり、所有権を示す文書。
目的:貨物の引き渡しや荷主変更の権利証として重要な役割を果たす。
CIF/DAP(Delivered At Place:仕向地持込渡し)
DAP:指定された目的地までの輸送費・リスクを売主が負担する条件。「仕向地持込渡し」。
目的:納品地や税関までの責任範囲を明確にし、コストや責任を取引条件に盛り込む。
HSコード(Harmonized System Code)
国際貿易で使用される品目分類コード。6~10桁形式で、関税率や統計にも用いられる。
目的:商品の分類を共通化し、関税、輸出入手続きの効率を上げ、トラブル防止に。
通関(Customs Clearance)
輸出入される貨物について、関税・法規制に基づき税関が行う手続き全般。
目的:法的に適正な輸入・輸出を確保するために必須の手続き。
貿易保険(Export Credit Insurance)
輸出者が輸出代金の未回収リスクに備えて加入する保険。
目的:支払い遅延や倒産による損失を補償し、安定した取引を支援。
原産地証明書(Certificate of Origin)
貨物の原産国を証明する書類。関税や貿易協定の適用時に必要。
目的:関税率の優遇を受ける際や貿易協定の適用確認に重要。
仕向地規則 (Rules of Origin)
特恵関税などが適用される際に、製品の原産地判断基準を定めた規則。
目的:FTAやEPAに基づく関税優遇の適用可否判断に不可欠。
📦 物流・輸送関連
FCL(Full Container Load)/LCL(Less than Container Load)
コンテナを1社で満載するか、他社と混載するかの区分。輸送コストやリードタイムに影響する。
ETD/ETA
ETD(Estimated Time of Departure:出発予定時刻)、ETA(Estimated Time of Arrival:到着予定時刻)。輸送スケジュール確認の必須用語。
ドレージ(Drayage)
コンテナヤードから倉庫・工場までの陸送費用のこと。
CY(Container Yard)/CFS(Container Freight Station)
CYはコンテナ単位の引渡場所、CFSはLCL貨物の仕分け・保管場所。
💰 決済・金融関連
T/T(Telegraphic Transfer)
銀行振込による海外送金。現在もっとも一般的な決済方法。
D/P(Documents against Payment)
書類渡しと同時に輸入者が代金を支払う決済方法。
D/A(Documents against Acceptance)
輸入者が手形を引き受けた後に船荷証券を受け取れる仕組み。
オープンアカウント(Open Account)
輸出者が商品を発送し、輸入者が後払いする決済形態。信用関係が重要。
📑 契約・法規関連
NDA(Non-Disclosure Agreement:秘密保持契約)
サンプル・図面・取引条件などの機密保持のために結ぶ契約。
S/C(Sales Contract:売買契約書)
価格・数量・条件を取り決める基本契約文書。
アーバイトレーション(Arbitration:仲裁)
契約トラブル時に裁判の代わりに行われる国際商事仲裁。
🛃 税関・規制関連
関税(Tariff)
輸入時に課される税金。品目ごとに税率が異なる。
アンチダンピング関税(Anti-Dumping Duty)
不当に安い価格で輸出された商品に課される追加関税。
検疫(Quarantine)
動植物・食品などの輸入時に行われる安全確認。
輸出規制(Export Control)
安全保障や国際条約に基づき、戦略物資や先端技術の輸出を制限する制度。
📊 その他実務関連
リードタイム(Lead Time)
注文から納品までにかかる期間。物流・調達で最重要指標。
バックオーダー(Back Order)
在庫切れによって未納品となっている注文。
デバンニング(Devanning)
コンテナから貨物を取り出す作業。
パッキングリスト(Packing List)
梱包内容を詳細に記載した書類。通関や検品に必要。
コマーシャルインボイス(Commercial Invoice)
貿易取引の基本書類で、税関申告や決済に使用される。












