中国輸入豆知識|タオバオ・アリババ・Tmallの活用法とOEM生産の基本
中国輸入ビジネスは、低コストで多様な商品を仕入れられるため、副業や企業の新規事業として注目を集めています。
しかし、仕入れ先の選定や物流、関税、品質管理など、知識を持たずに始めると失敗しやすい分野でもあります。
本ページでは、中国輸入に関する基礎知識をわかりやすくまとめ、これから始める方やさらに事業を拡大したい方に役立つ情報を提供します。
タオバオ・アリババ・Tmallの違い
まずは仕入れ先となる主要なECサイトの特徴を理解しましょう。さらに、それぞれのメリット・デメリットを知ることで効率的な仕入れが可能となります。
| サイト名 | 対象者 | 特徴 | ロット数 |
|---|---|---|---|
| タオバオ | 個人向け・小規模 | 商品数が多い・デザイン豊富 | 少量注文可 |
| アリババ | 法人・卸業者 | 卸売前提・MOQあり | まとまった数量 |
| Tmall | 一般消費者 | ブランド正規品・信頼性高い | 少量〜中ロット |
各サイトの選び方や購入代行の利用については、購入代行サービス のページもご覧ください。
OEM生産の流れ
さらに事業を拡大したい場合には、自社ブランドを立ち上げるOEM生産がおすすめです。
OEM生産は「企画 → 仕様決定 → サンプル作成 → 量産 → 検品 → 輸入 → 販売」という流れで進みます。
詳しくは OEM生産の流れ にまとめています。
物流と通関の基本
輸入時に欠かせないのが物流と通関の知識です。例えば、航空便は速いけれどコストが高く、船便は安いけれど時間がかかります。
また、輸入時には関税や消費税が発生するため注意が必要です。関税率や手続きの詳細は
日本税関 の公式ページで最新情報を確認しましょう。
よくある失敗と回避方法
しかし、中国輸入にはリスクも伴います。例えば「品質が低い」「納期が遅れる」「想定外の関税がかかる」といったトラブルはよくあります。
これらを回避するには、検品の徹底、信頼できるサプライヤー選び、正確なインボイス確認が重要です。
検品や品質管理については 検品・品質管理の解説 をご参照ください。
成功するためのポイント
さらに成功の可能性を高めるためには、小ロットでテスト販売を行い、販売実績を積み重ねることが効果的です。
また、最新の市場動向を把握することも欠かせません。中国や世界の貿易動向については
JETRO の公開情報が参考になります。
まとめ
このように、中国輸入ビジネスには大きな可能性がありますが、同時にリスクも存在します。
基本知識を押さえ、内部リンクで紹介した 料金ページ や
よくある質問 も活用して、安心してビジネスを進めてください。
さらに、信頼できる外部情報源として 経済産業省 の情報も確認すると安心です。
タオバオ基本情報
色の名称早見表
| 日本 | 中国 |
| 黒 | 黑色 |
| 白 | 白色 |
| 灰色 | 灰色 |
| 青 | 蓝色 |
| 赤 | 红色 |
| 黄 | 黄色 |
| 緑 | 绿色 |
| 橙色 | 橙色 |
| 紫 | 紫色 |
| 水色 | 浅蓝色 |
| ピンク | 粉红色 |
| 茶色 | 棕色 |
電池のサイズ早見表
| 日本 | 中国 | アメリカ |
| 単1形 | 1号电池/大号电池 | D |
| 単2形 | 2号电池 | C |
| 単3形 | 5号电池 | AA |
| 単4形 | 7号电池 | AAA |
| 単5形 | N电池 | N |
| 単6形 | 9号电池 | AAAA |
| 9V形 | 9V电池 | 9V |
服のサイズ早見表
| 日本 | 中国 |
| XXS | 特小号 |
| XS | 加小号 |
| S | 小号 |
| M | 中号 |
| L | 大号 |
| XL | 加大(号) |
| XXL | 加加大(号) |
靴のサイズ早見表
| 日本(cm) | 中国(号) |
| 22 | 34 |
| 23 | 36 |
| 24 | 38 |
| 25 | 40 |
| 26 | 42 |
| 27 | 44 |
| 28 | 46 |
| 28.5 | 47 |
¥は円マークではなく、元マーク
タオバオやアリババなどに代表される中国のオンラインストアのページを見ると、価格が¥記号で表記されています。
しかし、これは日本円の通貨記号では無く、人民元の通貨記号になります。
中国でも通貨記号は日本と同じく¥で表記します。
中国のサイトに慣れていないときに¥記号を見たら、日本円の値段と間違えてしまうのは仕方のないことかも知れませんね。
2017年2月で1元=約16.5円ですので、日本円での商品の価格を計算するにはサイト上に記載の金額を16.5倍にして計算しなければなりません。
例えば、中国のサイトで¥100と掲載されている商品の場合、100×16.5の計算式で、日本円の値段は1650円という事になります。
また、¥記号ではなく、RMBと表記されていることもありますが、こちらも人民幣という意味で、中国の¥記号(元)と同じ意味になります。
オフラインとオンライン、営業時間と選ぶべき店舗
店舗が営業中かどうか(すぐに店主とコンタクトできる状態か)は、阿里旺旺(アーリーワンワン)のマークがオンラインになっているかどうかで判断できます。
店舗がチャットの接続をしている状態であれば、コンタクトのマークが水色で、灰色になっていたら未接続の状態です。
店舗によって営業時間や休日は様々ですが、日本時間で平日の朝10時から夕方ぐらいまでの時間で、オフラインになっているような店舗は避けたほうが無難です。
タオバオの店舗には出店したけど、お客さんが来ないので営業を辞めてしまっている開店休業状態のお店も少なくありません。
その様な店舗で注文した場合、営業をしているのかどうかの確認だけでもかなりの時間を要します。
もし、欲しい商品が他店で賄えるのであれば、オンライン状態を確認できている店舗で注文する方が効率的です。
ただし、オンライン状態になっていたとしても、絶対にすぐ連絡がつくというわけではありません。
深夜や休日でもチャットを接続した状態にしておいて、出勤時に商談の返事を返すということもあるからです。
タオバオでよく見かけるワード
例えば日単、原単、同款というワードはタオバオでは、特にアパレル商品に良く見かけるワードです。
「日単」は日本輸出用、「原単」は輸出残り品という意味です。
一概に中国製品といっても日本企業が設計をして中国で作らせる中国製品と、中国で設計、製作をする中国製品の2つのパターンがあり、前者は品質の審査基準が高いため中国国内でも人気です。
工場では日本企業からの依頼で製作した商品の納品分の余りや、品質を満たさなかった、いわゆるB級品をお金に変えるためにバイヤーに安く処分する場合があり、横流しの様な形で流通することもあります。
とは言っても「日単」「原単」というワードがついた商品が、絶対に日本輸出用、または輸出残り商品であるというわけではありません。
某オークション等で「本物」や「正規品」とタイトルに名前をつけて、実は偽物を売るといったことがあるように、タオバオでも日本向け商品の人気を利用して「日単」「原単」というワードを詐欺的に用いられることがあるので注意が必要です。
次に同款というワードですが、主に「○○同款」や「同款○○」という形で使用されます。
○○の部分には主にブランド名が入ります。
これは○○と同じデザインとか、○○風という意味で使用されています。
例えば、お店がブランドの真偽をうやむやにして販売したい場合や、タイトルにブランド名を入れることで集客をしようという時に使われているようです。
逆に考えれば、本物ならば同款というワードを使う必要が無いということになるので、この表記があるものはブランド品では無いという解釈が出来ます。
表記しているブランドと“感じが似ているから”という理由で「同款」が使われているのなら問題無いですが、ブランドロゴや形までそのままであれば、間違いなくコピー商品なので購入はやめましょう。
タオバオの在庫数はあまり意味が無い
タオバオのお店も本来は正しい在庫数を表示しなければいけないことになっていますが、実はお店側も正確な在庫数を把握できていないというのが理由の一つとしてあります。
例えば、同系列の出店店舗が複数あって、共通の在庫から商品を出荷しているというケースでは、一日の取引量も多いために、取引によって変動した在庫数を把握しきれないという場合もあります。
また、無在庫のお店なのに、在庫があるように見せかけて、購入をさせてから他店舗に仕入れをするというケースもあります。
そのような事情で、商品の購入後に商品が発送されず、問い合わせ後に在庫が無いと返されることもタオバオでの買い物では少ない話ではありません。
そもそも中国人は商魂たくましく、日本では考えられない話ですが、購入者が欲しい商品の在庫が無かったとしても商売を成立させたいという気持ちがあります。
赤が無ければ青を、Lサイズが無ければMサイズを、数を揃えて発送してきます。お店側からしたら、代わりに送った商品を購入者が気に入ってくれて、取引が成立したらラッキーという発想なのかも知れません。
確かに購入したい商品が無くても、取引が成立するのであれば、正確な在庫数を表示する必要性は無いかも知れませんね。
中国でのショッピングをするにあたっては、このような文化の違いを知っておかないと、先へ進めない部分があります。
在庫がある可能性が高い商品を選ぶ方法としては、直近の取引量が多い商品か、信用が高い店舗を選ぶと良いでしょう。
タオバオは売り物だけではない
タオバオは商品の販売だけでなく、いろいろなサービスの提供もしています。
例えば、ホテルの宿泊予約、航空チケットの予約、旅行ツアー、翻訳サービスなど。
タオバオで検索したときに表示されるのも、販売されている商品だけでは無いので注意が必要です。
例えば、タオバオには高額な撮影機材や一眼レフカメラ、ウェディングドレスなど、使用頻度が少ないけれど、ニーズがあるような品物のレンタル店もあります。
販売されている商品と比較すると価格がかなり安いので、お買い得な商品と間違ってしまうかも知れません。
商品がレンタル商品かどうかは、出品タイトルに注目すると良いです。
もし、「出租」というワードが入っていたらレンタル商品という意味になりますので、間違えないように注意しましょう。
ちなみにタオバオで提供されているサービスについても興味がある方は、ぜひ検索してみてください。
ホテルの宿泊予約は「酒店预订」、航空チケットの予約は「机票预订」、旅行は「旅游」、翻訳サービスは「翻译」と検索窓に入力して検索することが出来ます。
タオバオの予約生産商品
タオバオには、注文を受けてから生産する受注生産の商品があります。
実際には商品タイトルや商品ページに予約生産と書くと注文が減ってしまうので、記載していないことも多く、見抜くのが難しいこともあります。
もし、受注後に生産をさせるような店舗であれば、店舗評価の3項目である「描 述」「服 务」「物 流」のうち、「物流」の評価が低くなると推測できるので、「物流」の採点が低いお店を避けることで、受注生産をするお店を回避できる可能性が高くなります。
また、予め出品商品が予約生産の商品だとタイトルに書いてあるケースもあります。
タイトルに「定制」という文字が入ると、受注生産の商品という意味です。
さも在庫があるように騙して営業し、受注後に生産させるようなお店も多い中では、このようなケースは良心的です。
また、タイトルには記載されてなく、商品説明欄の注意書きやお知らせとして記載されている場合があります。
こちらはどちらかと言うと、不親切なパターンです。
中国語が分からない日本人にとっては、判断がなかなか難しいですが、怪しいと思った商品は代行会社に問い合わせて確認しましょう。
注意書きやお知らせは商品ページの商品画像の下に書かれていることが多く、中国語での「注意書き」は「买家必读」、「お知らせ」は「购买商品须知」と書かれています。
受注生産の商品の中には、受注後に生産に取り掛かるという性質上、注文後の返品や交換は受け付けませんのように、厳しい条件が書かれていることもあります。
中国輸入ちょい知識
1. 中国の輸入事情:主要品目は工業資材が中心
中国が輸入する品目のトップは「電気機器・装置」で、輸入額は2,700億ドルのうち23.7%を占めています。次に「鉱物燃料」「鉱石」「コンピューターを含む機械」などが続き、工業用途の資材が中心となっています。
2. 中国の通関で注意したい “証明書” の存在
中国の税関は、商品が組み立て品(完成品)か構成部品かで必要な証明書が異なることがあります。間違えて申告すると通関で商品が滞留し、結果として保管料や輸送コストが増えますので、事前の確認が重要です。
3. ごみの輸入にも厳罰あり!「ゴミ」まで窓口厳格に
中国は2018年、プラスチックや紙など24種類の廃棄物の輸入を禁止する政策を開始しました。環境問題への取り組みの一環ですが、世界的なリサイクル業界にも大きな影響を与えています。
🌏中国輸入の豆知識コラム
中国輸入の“あるある”体験談
中国輸入ビジネスをしていると、誰もが一度は経験する「あるある」があります。
ここでは、タオバオやアリババで仕入れをしている方、また輸入代行を利用している方に役立つ、ちょっとした豆知識をご紹介します。
1. タオバオ写真は“奇跡の一枚”!?
タオバオやアリババで見かける商品写真は、撮影用ライトや加工が盛り込まれていることが多く、実際に届くと「思ったより色が違う」「サイズが小さい」と感じることがあります。
ポイントはレビューを必ず確認すること。 写真だけに頼らず、購入者の実物レビューや着用写真が参考になります。
2. 輸入商品の“謎の梱包”
中国から届く荷物は、何重にもビニールやテープで巻かれていることが多く、開封に一苦労するケースも。
これは輸送中の破損を防ぐためですが、輸入代行を利用する場合は「簡易梱包でOK」と依頼すると、送料や開封の手間を減らせることがあります。
3. 中国の大型連休に注意
中国輸入では、春節(旧正月)や国慶節などの長期休暇が最大のボトルネック。
この時期は工場も物流もストップするため、「商品が動かない!」と焦る方が多いです。仕入れ計画は休暇を見越して、余裕を持って発注するのがコツです。
4. ダンボールに書かれた謎の文字
中国から届く荷物には、ダンボールに不思議な漢字や記号が書かれていることがあります。これは物流会社や工場が検品時につける管理番号やメモです。
初めて見ると戸惑いますが、輸入現場ならではの“文化”ともいえます。
まとめ:中国輸入は小さな気づきが大切
中国輸入は単なるビジネスだけでなく、ちょっとした驚きや学びがつきものです。
タオバオやアリババを使った仕入れや輸入代行を活用する際には、こうした豆知識を知っておくことで、トラブルを未然に防ぎ、よりスムーズな輸入ビジネスにつなげることができます。












